立爪のリングをモダンにリフォーム
土曜日の午後、お母様とお嬢様のおふたりでご来店いただきました。
初めは、お嬢様のために、リングのサイズ直しやブレスレットの長さ調節のご依頼でしたが、話を進めるうちに、お母様がそっと取り出された立爪のリング。
「そうね、今まで何回着けたかしら……」
とのこと。大切な記念のリングですが、身に着けることはあまりなく、大事にしまっていたそうです。
わたくし思わず、「勿体ないです!美しいダイアモンドを眠らせたままだなんて…、」
とリフォームをお勧めさせていただきました。
着ける機会が少なかったのには、きっとお客様の考えや理由もあってのことでしょう。
いろいろとお話しさせていただく中で、もっと気軽にさらっと着けられるリングが良いのではないかなと感じました。
ファッションリングとしても着けられるようにしたいとのご希望もうかがいましたので、引っ掛かりが少なくて着けやすいだけでなく、お客様の雰囲気にも似合う、エレガントなデザインをご提案させていただきました。
このデザインは、リングの(ダイアの)高さを感じないデザインなので、派手になりすぎず、とても使いやすいと思います。
一見スポーティにも見えるデザインですが、真ん中のダイアモンドの両サイドに繊細にダイアモンドを入れることで、雰囲気が柔らかくなり、とてもエレガントになります。
ご納品の際には前回同様お嬢様とおふたりでご来店くださり、とても喜んでいただきました。
リングを見た瞬間、パッと花が咲いたようなお母様の笑顔!早速、着けてくださり、私共もとてもとてもうれしかったです。
眠っていたダイアモンドリングが生まれ変わり、また新たな輝きをもって、これからもご家族に寄り添ってくれたら、私共に取りましても本当に幸せなことです。
本当にありがとうございました。